韓国発のデジタル漫画「ウェブトゥーン」で発表された人気作品を原作にした高視聴ドラマ「復讐代行人〜模範タクシー2〜」でベトナムが撮影地となり、ベトナムの視聴者を喜ばせている。
舞台は虹(ムジゲ)運輸と呼ばれる謎のタクシー会社。その実体は、法では裁かれることのなかった事件の被害者のために、復讐を代行する組織。斬新なモチーフとアクションシーンで、初回から視聴者を魅了していたが、ベトナムでの撮影シーンでさらに注目が高まった。ベトナムロケの情報は昨年夏に発表されていたが、実際に公開された映像は期待以上のものだった。主人公キム・ドギ役のイ・ジェフンが、タンソンニャット空港、ノートルダム大聖堂、ハロン湾、ドラゴンブリッジ、トゥイティエン・ウォーターパークなどの多くのランドマークを駆け巡り、ベトナムの有名観光地、料理、衣装の魅力が存分に映し出されたかたちとなった。
また出演者の俳優たちが吹き替えを使用することなく果敢にベトナム語に挑戦していることも好印象に。主人公の「Cảm ơn」の一言に黄色い声を上げたファンも多い。チェ・ギョング役のチャン・ヒョクジンとパク・ジノン役のペ・ユラムがベトナム警察の制服に身を包んで事件解決の手助けをしたシーンもSNS上で話題になっている。
地理的な矛盾点やベトナム語の精度を指摘する意見も一部では聞かれるが、総じて「細部までこだわる必要はない。ベトナムのイメージアップ促進に貢献してくれた」との評価が得られているようだ。
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