中国のドラマ『点燃我、温暖你(Lighter and Princess)』のワンシーンが、ソーシャルメディア上で新しいトレンドを生んでいる。同作品は、情報技術を専攻する2人の大学生、チェン・フェイユー演じる李峋と、チャン・ジンイー演じる朱韵の甘く切ないラブストーリー。
反響を呼んでいるのは第5話の、李峋がハートの図形のソースコードを朱韵に送って告白するシーン。放送後、李峋のロマンチックな行動に触発されたネチズンが、中国版TikTokこと、ショートビデオSNSアプリ「Douyin」上で自作のハートの図形やソースコードを次々に公開した。ブームは中国国内にとどまらず、ベトナムでも「ドラマのようにコーディングでハートを描いて大切な人に気持ちを伝えたい」と若者たちが盛り上がっている。主人公の2人が情報技術を専攻しているという設定もまた、ネチズンが高い関心を持つ要因にもなっているようだ。このトレンドがきっかけでドラマを観たという人も多く、ドラマ自体の人気も上昇し続けている。
ハートを描くのは、コーディングの知識がなくても可能。FacebookやTikTok上には多数のHow To動画が投稿されている。また誰もがコピーして使えるよう、自作のハートの図形のソースコードを全公開しているウェブサイトもあるので、検索して挑戦してみては。ドラマと同じピンクの輝くハートを描く人もいれば、カラフルなハートを描く人、コードではなく数式を使ってハートを描く人もいる。
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