Booking.comが、ベトナムを含む世界33の国と地域の2万7000人の旅行者を対象に行った調査「2024年旅行予測」を発表した。同社のサービスを利用するベトナム人旅行者の78%が参加した調査の結果から、今多くのベトナム人観光客が「自分自身を癒すための休暇」を求める傾向が強まっていることが明らかになった。
調査対象となった旅行者の38%が「失恋を忘れるために旅行する」と回答、また62%が「新しい恋をみつけるために旅行する」と回答したのは意外だ。一方で34%の人が「愛する人と関係を深めるために旅行したい」と考えていることも明らかになった。子供や配偶者を連れずに旅行をする保護者世代も増加しており、忙しい日常に疲れている既婚者の個人旅行、友人同士のグループ旅行のニーズも高まっている。
また48%の人が「自分が住んでいる場所よりも物価が安い観光地を選ぶ予定だ」と回答しており、景気後退の影響により、来年は観光客が旅行の際に様々な方法で費用を節約するであろうことも指摘されている。さらに、ベトナム人旅行者の60％近くが「2024年までは旅行計画を立てない」、81％が「予期せぬ事態に対応できる柔軟な計画を立てるつもりだ」と回答しており、依然パンデミックの影響が窺える。
さらに同旅行予測には、65%が「AI を活用して旅行を計画する」、67%が「良質の睡眠をとるために旅行する」などと回答したデータも含まれており、時代の変化が感じられる結果となった。
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