ベトナム初のデジタルアートミュージアム「ソンラボ(Sống Lab)」が10月20日フエ市の中心部にオープンした。総面積1000平方メートル、5つの展示スペースで構成されるソンラボの総投資額は約500億VND。
各デジタル展示スペースでは、作品やパフォーマンスの目的に応じてレーザーライト、スクリーン、スピーカーなどのテクノロジーを組み合わせて使用し、芸術作品を展示している。利用客は現代アートのインスタレーション、3D グラフィック、インタラクティブグラフィックス、音、光、香りのすべてを使った芸術的な空間で没入体験を味わうことができる。
ソンラボでは現在「芽生え」「レッドドラゴン」「あらゆる潜在意識の領域」「100」「流れのように」の5つの地元アーティストによるデジタル作品が展示されている。これら5作品はいずれも音と光を空間に投影する3Dマッピングで表現される。
古都フエだけに、ソンラボで展示される作品は、地元のアーティストがフエの文化や生活様式のインスピレーションを得て制作した作品が中心となる。ソンラボは、フエの自然そのものが豊かな素材となって紡がれた古都の物語が、現代アートの新しい「言語」で語られる場所。古都の遺産と文化を生き生きと訪問者に伝えることを目的としている。ソンラボは、地元住民の誇りであるだけでなく、国内外の観光客にアピールできる優れた観光商品として、フエ市の観光と文化遺産の地位の向上に大きく貢献することが期待されている。
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