素晴らしい!緊張した!とてもドラマチックだった!…視聴者がそう語るのはベトナム版全国高等学校クイズ選手権「ロード・トゥ・オリンピアピーク(The Road to Olympia Peak)2023」の決勝戦。同番組は1999年に始まった人気リアリティ番組だが、今年の決勝戦はこれまでにない程の大きな盛り上がりを見せた。
その理由は、演出や出題のクオリティだけではなく、決勝戦で劇的な試合を展開した4人の出場者たちにもあった。決勝戦で大きな見せ場を作ったのは、新チャンピオンの座を手にしたタインホア省ハムロン高校のレ・スアン・マン選手、ハノイ市ソクソン高校のグエン・ベト・タン選手、フエ市クォック・ホック国立高等学校のグエン・ミン・トリエット選手、ハイフォン市チャンフー高校のグエン・チョン・タイン氏の4人の高校生。彼らは類い稀なき知識、競争心、決断力、冷静な行動力、批判的思考力を示し、最後の瞬間まで予測不可能なドラマチックな勝負を展開した。決勝戦の最終場面で、あえて解答しないという、前例のない決断をしたグエン・ミン・トリエット選手の行動も決勝戦をよりスリリングなものにするのに大いに役立った。
SNS上では「4人とも非常に良いパフォーマンスを見せてくれました」「負けた選手には悔いが残るでしょうが、皆とても勇敢で、見応えのある素晴らしい決勝戦でした」「決勝戦はまさに神回でした。皆さんの知識とスピリットに感動しました」など、多くの称賛の声が寄せられた。
