旬の果物を使った「マンゴスチン・チキンサラダ」と「カスタードアップルティー」が大流行し、市場でこの2つの果物の入手が困難な状態が続いている。
マンゴスチン・チキンサラダは新しい創作料理ではなく、ビンズオン省、ライティエウ地域の名物料理のひとつとして知られている。ライティエウ地域はマンゴスチンの名産地。市場では食べ頃に熟したマンゴスチンだけでなく、未熟なグリーンマンゴスチンも販売されており、ヘルシーな食材として人々に愛されている。マンゴスチンの旬の季節は年に1回のみで、当然グリーンマンゴスチンのサラダが味わえる時期も限定される。グリーンマンゴスチンの販売価格は、皮をむいた状態のもので1kg当たり42万VND程度。皮をむいていないもので1kg当たり6万7000VND程度。やや高価だが栄養価も高く人気の果物であり、マンゴスチン・チキンサラダが流行ったことで市場価格はより一層高騰している。
対してカスタードアップルティーは、最近誕生した新しい飲み物。発案者はロンアン省でアイスティーの移動販売を行うヴィ・アンという一人の女性だと言われている。カスタードアップルティーを求めて省内だけでなく、数時間かけてティエンザン省やドンタップ省などからわざわざ店を訪れるも客もいるとのこと。カスタードアップルティーは、アイスティーに砂糖、金柑、カスタードアップルなどで風味をつけたもの。苦味、酸味、甘味が混ざり合う、清涼感のあるヘルシーなお茶として人気を集めている。
