取材協力:Jリーグ/取材日:2021年8月
サッカーは力のある方が勝つとは限りません。
日本戦が今から楽しみです。
近年、ベトナムサッカーは目覚ましい進化を遂げ、ついに念願のW杯最終予選(2021年9月2日~2022年3月29日)に初出場。そして奇遇にも日本とベトナムが同組となり、直接対決を迎える。注目の対決に今からワクワク感が止まらない。そこで歴史的一戦を前に日本でのプレー経験があるベトナムサッカーレジェンド4名を独占インタビュー。第1週目はかつてJリーグ・コンサドーレ札幌(現・北海道コンサドーレ札幌)で活躍したレ・コン・ビン氏。

元・コンサドーレ札幌(2013年)
キャッチ:元ベトナム代表、伝説のエースストライカー
経歴:1985年12月10日生 ゲアン省出身。2004年~2016年までベトナム代表として活躍。ベトナムサッカー史上最高の選手とされる。代表戦83試合出場、51得点はともに最多。2016年に引退。2013年にはコンサドーレ札幌に所属。[/su_column] [/su_row]
日本での素晴らしい経験は、私のサッカー人生の宝物
週刊ベッター 編集部(以下●編)2013年にコンサドーレ札幌でプレーされていますが、最初に当時の思い出をお聞かせ下さい。 レ・コン・ビン(以下●レ)出会った人、自然豊かな風景、美味しい食事、すべてが完璧で素晴らしい思い出です。異国の生活は不便を強いられがちですが、多くの人の手助けもあり不自由なく生活できました。初めて見た雪にも感動しました。食べ物では特にアイスクリームとバーベキューが大好きで、すっかり日本食に魅了されました。 編日本とベトナムでサッカーの違いを感じましたか? レ日本のサッカーはクオリティーが高く、技術や戦術など多くを学ぶ必要があると感じました。日本はW杯の出場経験も多く、世界の強豪国とも渡り合えます。アジア諸国が見習うべきモデル国だと思います。 編試合以外で興味深かったことはありますか? レチーム全員で食事時間を共有すること。全体練習以外は個人の裁量に委ねられ、各選手が独立した立場で効果的なトレーニングをします。これらベトナムとの違いに興味を持ちました。 編日本でプレーして最も影響を受けたものは何ですか? レプロ意識です。プレー期間は5ヶ月でしたが、多くを学びました。卓越した技術、局面で発揮される集中力、あらゆる場面でのプロフェッショナルな振る舞い。選手以外でも芝の状態に細心の注意を払うスタッフには驚きと敬意を感じました。みんなが私を気遣ってくれ、一人一人が仕事を愛し、やるべきことを深く理解し、一生懸命に働く。それは彼ら自身のためでもあり、チームを成功に導くことにも繋がります。ベトナム代表の知将、朴監督の戦術に期待します
編W杯の最終予選にベトナム代表選手はどういった心構えで臨むべきだと思われますか? レここにたどり着くまで、選手たちは与えられた出場機会の中でよく頑張りました。最終予選は相手が格段に強くなりますが、気おくれすることなく力を発揮してほしいと思います。出場国:
グループA→イラン・韓国・UAE・イラク・シリア・レバノン
グループB→日本・オーストラリア・サウジアラビア・中国・オマーン・ベトナム
最終予選の結果、グループA・Bの上位2ヵ国、計4ヵ国が本大会出場。3位同士がプレーオフ→勝者が大陸間プレーオフへ→大陸間プレーオフ勝者が本大会出場となる。
日本vsベトナム戦
ベトナムvs日本 2021年11月11日(ハノイ・ミーディン国立競技場
日本vsベトナム 2022年3月29日(日本・スタジアム未定)
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